2023/03/08 14:17
「黒こしょう、白こしょう、、、は知ってる。赤こしょうっていうもあるんだ。 ん!?クルトン?って何?」
マルシェで出店していても、ドライペッパーの4種類のうち赤胡椒の次に目に留めていただくことが多いクルトンペッパー。
クルトンとは本来、サラダやスープに入っている小さなサイコロ状でカリカリしたパンのことで油やバターで揚げたり、オーブンで焼いて乾燥させたものです。
クルトンペッパーはブラックペッパー(ドライ)をオリーブ油でじっくり炒った胡椒のことをよんでいます。
通常のブラックペッパーはミルで引かないと砕くことができない固さですが、クルトンの名前の通り砕きやすくなっており、パリッとサクッと口の力で噛めるほどです。挽いた瞬間が一番香りと味がいいとしたら、このクルトンはホールで使うと口の中で一番いい風味を味わえることになりますね。(生胡椒塩漬けが美味しく感じるのもその原理かもしれませんね。)
このクルトンペッパー、入れた瞬間は美味しいのですが、、後から、、、ひ〜〜〜〜っと辛さがおそってきます。そしてじわじわと汗が。
余談ですが、真冬の外でのマルシェ出店で寒さが厳しい時にこのクルトンペッパーをフリスクのように一粒をカリッと噛んで身体を中から暖めています。私は辛いのが得意でないので、噛んだ後は必ず飲み物を飲みますがしばらく身体がブワ〜っとあったかくなります。
麻婆豆腐や中華にはぴったりの尖った辛さ。味の濃い料理にも負けない辛さが特徴です。

とある割烹料理では脂の乗った鰤(ぶり)の炙りのお刺身と一緒に出していただいて、醤油につけて一緒に食べたら鰤のコッテリとした脂にカリッとしたクルトンペッパーの軽やかさと辛味が相まって非常に美味しくいただいたのを覚えています。不思議と口の中で脂の甘さが胡椒の辛さを包み込み、旨辛に引き立てられていました。ココアに入れても同じ容量で口の中で不思議とカカオの甘さを胡椒のからさが引き立ててくれてより甘く感じます。カレーの辛さ調節で入れるのもいいですね。

普段お使いの黒胡椒に混ぜたり、香りがとんでしまった胡椒に混ぜて使えばアラ不思議。胡椒本来の風味が戻る感じになりますよ。
今の胡椒がなくなりそうな方やまさに今そのような状況の方はこの機会にクルトンペッパーをお試しいただければと思います。
お試しにはS(20g)で十分ですが、おすすめサイズは50g入ったMサイズです。リピーターさんには昨日新しく追加したBIGサイズ(200g)も!